「前日に作ったキャベツの千切り食べたらめっちゃ苦い」
「苦くなった千切りキャベツは食べても大丈夫?」
サラダでも良し、他の料理に添えても良しの千切りキャベツ。
ですが、千切りにした次の日に食べるとめっちゃ苦いってなりがちです。
この記事では、その理由と食べても大丈夫なのか、どう食べればいいのかを紹介します。
この記事を読めば、今までよりもキャベツを美味しく楽しめるようになりますよ。
知らなかった!キャベツの千切りが次の日苦くなる理由

「前日に作った千切りキャベツが苦いのはなんで?」
結論から言うと、イソチオシアネートという成分が原因です!
この成分は、空気に触れることで苦みや辛みを生み出します。
一日置いた千切りキャベツは、
- 千切りにするため、空気に触れる面積が多い
- 前日に作り置きすることで、空気に触れる時間が長い
こうした理由で、普通のキャベツよりも苦みを感じやすいんです。
気のせいかと思っていた方もいるかもしれませんが、ちゃんと理由があって苦くなっているんです。
アブラナ科に含まれがちなイソチオシアネート
イソチオシアネートという成分は、ワサビ、ダイコンなどに含まれています。
揃いもそろって苦みとか辛みがあるものですよね。
キャベツは、ワサビとかダイコンと同じくアブラナ科なので、イソチオシアネートが含まれているんです。
苦みっていうと身体に悪そうに感じますが、殺菌成分であるので、体には良いとされています。
一説にはがん予防にもなるとも言われているんです。
苦いキャベツは食べても大丈夫?

「苦いキャベツって食べても大丈夫なの?」
味よりもこれが気になっている方もいると思います。
結論から言うと、食べても問題ありません。
上でも書いたように、苦みはイソチオシアネートによるものですが、これは有害ではないからです。
時間がたった千切りキャベツは茶色になっていることがありますが、これはポリフェノールの影響なので痛んでいるわけではないんです。
知っておきたい!イソチオシアネートの注意点
基本的に身体によいとされるイソチオシアネートですが、摂りすぎには注意が必要です。
この成分は胃酸の分泌を促すという作用があるのですが、胃酸の分泌が多くなりすぎると、胃が荒れることがあります。
そのため、食べ過ぎには注意しましょう。
これはキャベツの千切りだけではなく、大根おろしでも同じです。
胃が荒れやすい寝起きに食べるときには食べ過ぎないように注意しましょう。
腐ったキャベツの見分け方!こうなっていたら食べない
苦いだけなら問題ないですが、当然ながらキャベツも腐敗はします。
腐ったキャベツの見分け方として、
- 黒くなっている
- ぬめりがある
- 葉っぱが溶けている
- 異臭がする
こうしたものがあります。
もしこのような異変があったら腐っている可能性が高いので食べるのはやめましょう。
キャベツは冷蔵庫で保存すれば1週間以上持ちますが、常温だと2~3日、高温多湿の環境だと1日で腐ることもあるので、ちゃんと冷蔵庫で保存するようにしましょう。
苦くなった千切りキャベツを美味しく食べる方法!

「苦くなった千切りキャベツはどうすれば美味しく食べれる?」
苦いのは有害ではないとはいえ、美味しくないというのは問題ですよね。
特にたくさん作っていたりすると、もったいなさも出てきます。
苦くなった千切りキャベツを美味しく食べる方法としては、
- 加熱して甘さを引き出して食べる
- 水につけてイソチオシアネートを流す
- マヨネーズなど濃い味のものであえる
- ごま油などの香りの強いもので炒める
このような方法があります!
大きく分けて、加熱する、水で流す、濃い味のものをあえるの3つになります。
水にさらすと美味しく食べれる理由と注意点
まず試してみてほしいのが水にさらすこと!
苦み成分である、イソチオシアネートを流すことができるので、苦みが薄まります。
加熱しないで生で食べたいという方はこれがおすすめです。
注意点は水につけすぎると、栄養分まで流れてしまうこと。
ビタミンCは水溶性なので、あまり長くつけていると流れて行ってしまいます。
長時間水にさらさず、数分~5分くらいにしましょう。
加熱すると美味しく食べれる理由と注意点
キャベツは加熱すると甘くなるとよく言われますが、厳密には甘くなっているわけではありません。
苦み成分であるイソチオシアネートが揮発することによって、相対的に甘く感じるんです。
なので、炒めたり味噌汁にしてもいいですよ。
注意点としてはレンジを使うときはやり過ぎないようにしましょう。
水分が飛んでしまうことにより苦く感じることがあります。
レンジを使うなら、ほどほどにするのがおすすめです。
ココを意識!キャベツの千切りを苦くしないためのコツ

「千切りキャベツを苦くしないための方法って?」
ここまで苦くなってしまった千切りキャベツの美味しい食べ方について紹介してきました。
ですが、そもそも苦くしないにはどうすればいいのか気になる方もいると思います。
キャベツの千切りを苦くしないためのコツは、
- 流水で洗い流す
- 食べる分だけ千切りにする
- つくった後はなるべく早く食べる
- 千切りするときはつぶさないようにする
- レモン汁や酢を少し混ぜてからジップロックに入れる
こうした点になります。
とにかく、キャベツの千切りをなるべく空気に触れないようにすることが大切です。
時間がたつほど苦くなるので、素早く食べてしまうことが重要なんです。
どうしても保存するなら、レモン汁や酢を少し混ぜてからジップロックのような、なるべく空気を抜けるものに入れて冷蔵庫で保存しましょう。
保存したものを食べる前には水で流して苦みを落とすといいですよ。
手間を減らす!千切りキャベツをラクラク作れる方法

千切りキャベツを苦くしないためのコツとして、食べる分だけ千切りを作るといいました。
ただ、それは面倒だと感じる人もいると思います。
そうした方は、素早く千切りキャベツを作れるグッズを使うと食べる分だけつくりやすいです。
千切りグッズを使うことでラクラク千切りができてしまいます。
キャベツの千切りを美味しく食べたい方にはおすすめです。
こうしたものには意外とたくさんの種類がありますよ。
キャベツピーラー
皮むき器タイプのもので、キャベツ以外のものにもピーラーとして使えるタイプです。
もちろん、キャベツの千切りを簡単に、かつフワフワシャキシャキで作れます。
価格も手ごろでキャベツ千切りグッズの定番です。
迷ったらコレを選べば間違いないでしょう。
スライサー
こちらも定番グッズのスライサー。
大根おろしを作る要領でキャベツの千切りが作れます。
キャベツだけではなく、他の野菜にも使えて、ピーラータイプよりも刃がしっかりしている分、固めのものでも切れます。
本格的なものが欲しいという方にはおすすめです。
クレバースライサー
スライサーの亜種で、ぐるぐる回すだけで簡単に千切りができます。
これも千切りだけではなく、すりおろしなんかも出来たりして使える幅がめちゃくちゃ広いです。
大量にいろんな野菜を簡単に切りたいって人に向いています。
フードプロセッサー
粉々にしてかき混ぜるものという印象が強いフードプロセッサーですが、しっかり千切りできるものもあります。
場所は取りますが、とにかくパワーがあるのであっという間にできます。
もちろん、キャベツの千切り以外でも大活躍です。
様々な食材をラクラク刻みたいって人に向いています。
スライサーセット
千切り自体はスライサーと同じなのですが、切った野菜を受けるようにザルとボウルがセットになっているものです。
つまり、水切りがめっちゃラクにできるってタイプです。
千切り自体は簡単に出来ても、洗って水を切るのが面倒みたいなこともあるので、そうした手間を軽減したいという人に向いています。
まとめ
この記事をまとめると、
このようになります。
千切りキャベツが苦くなって困っていたという方の参考になれば幸いです。