室外機の裏側、狭くて掃除できない!壁との隙間10cmでも安全にゴミを取る正しい方法

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掃除

ベランダや家の周りを掃除している時、ふとエアコンの室外機を見て「裏側、めちゃくちゃ汚れてない…?」とゾッとしたことはありませんか?

室外機の裏側(壁側)には、薄い金属の板が並んだ「フィン(熱交換器)」という部分があり、ここが空気の通り道になっています。

ここにホコリやクモの巣、枯れ葉がびっしり張り付いていると、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、電気代が高くなってしまうことも…。

しかし、いざ掃除しようと思っても「壁との隙間が狭すぎて手が入らない!」という状況がほとんどですよね。

「なんとかして隙間に棒を突っ込んで掃除したい…」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
実は、ネットでよく見る「エアダスター」や「水洗い」は、メーカーが禁止している危険な行為であることをご存知でしょうか?

今回は、狭い隙間にある室外機の裏側を、故障や事故のリスクなく、メーカー推奨の安全な範囲でスッキリさせる正しい掃除方法をご紹介します。

これを読めば、諦めていたあの隙間の汚れを、安全かつ効率的にリセットできますよ!

最初に警告!室外機掃除で「絶対にやってはいけない」3つのこと

掃除を始める前に、非常に重要な注意点をお伝えします。良かれと思ってやったことが、火災や故障につながるケースが多発しています。

1. 【危険】可燃性スプレー(エアダスター・殺虫剤)の使用

「隙間のホコリを風で飛ばそう」と、パソコン用のエアダスターや殺虫スプレーを室外機に吹きかけるのは絶対にやめてください。
多くのスプレー缶にはLPGなどの「可燃性ガス」が含まれています。これが室外機内部のモーターや電気部品のスパーク(火花)に引火し、発火・破裂する事故が報告されています(NITE等の警告による)。

2. 【故障】素人判断での「水洗い」

「雨に濡れても大丈夫なんだから、水をかけても平気でしょ?」と思いがちですが、これもNGです。
室外機は上からの雨には耐えられますが、横や下から人為的に水をかけられることは想定していません。

特に素人が弱い水圧(ジョウロやホース)で隙間から水をかけると、汚れをフィンの奥に押し込んで詰まらせたり、水分が完全に乾燥せずに残り、腐食やカビの原因になったりします。
大手空調メーカーの多くは、「お客様ご自身による水洗いは絶対に行わないでください」と警告しています。

3. 【破損】硬い棒でフィンをこする

「届かないから針金ハンガーで…」というのも危険です。
裏側の「フィン」は、少し指が当たっただけでも曲がってしまうほど柔らかく繊細なアルミ製です。
硬い金属を隙間に突っ込んでガリガリとこすると、フィンが潰れて空気が通らなくなり、かえってエアコンの効率を落としてしまいます。

狭い隙間でも安全!用意すべき「正しい掃除道具」

では、どうすればいいのでしょうか?
正解は「無理に奥まで触らず、道具の長さを生かしてゴミを取り出す」ことです。

用意するのは以下の3つです。

1.柄の長いホウキ(または長柄ブラシ)

隙間に差し込めるスリムでしなやかなもの。あくまで「地面のゴミ」をかき出すために使います。硬い棒は誤ってフィンを傷つける恐れがあるため避けましょう。

長さを調整できるタイプのものだと、楽な姿勢で掃除しやすくていいですよ。

2.ロングピンセット(または菜箸)

園芸用などの長いもの。100均のピンセットは短いことが多いです。室外機の奥まで届かせるなら、熱帯魚の水槽手入れなどに使う『48cmクラスのロングピンセット』が圧倒的に使いやすくて安全です。

※注意点: フィンにぶつけると、フィンが変形する可能性があるので慎重に扱いましょう。

3.柄の長い・柔らかいブラシ

塗装用の「長柄の刷毛(ハケ)」や、ボトル洗い用スポンジなど。

隙間に腕を入れなくても届く、柄が30cm以上あるものがベストです。

【実践】メーカー推奨範囲で安全に!掃除の3ステップ

作業前には必ずエアコンの運転を停止し、コンセントを抜いてください。(感電・ケガ防止のため)

掃除の基本は「上から下」です。まずは詰まっているゴミを取り、フィンをキレイにしてから、最後に落ちた汚れごと地面を掃き出しましょう。

ステップ1:挟まっている「大きなゴミ」をつまみ出す

まずは、室外機と壁の隙間を覗き込みます。
フィンにへばりついている「枯れ葉」「大きなクモの巣の塊」があれば、ロングピンセットや菜箸を使って優しくつまみ出します。

【ポイント】
ここで大切なのは、「フィンには絶対に触れない」ことです。
ピンセットはあくまで「ゴミ」をキャッチするためだけに使います。フィンをガリガリこするのは厳禁です。

ステップ2:ロングブラシで表面を「優しくなでる」

次に、フィンの表面についた細かいホコリを落とします。
隙間が狭いため、腕を入れてブラシを上下に大きく動かすことはできません。ここで「柄の長いブラシ」が役立ちます。

【重要!動かし方のコツ】
ブラシの柄を長く持ち、隙間の横から斜めに差し込みます。
無理に上下させようとせず、手首を使って「サッサッ」と優しく払ったり、毛先で表面を「なでる」ように動かしてホコリを落とします。

決して力を入れず、表面のホコリを払い落とす感覚で行いましょう。ホコリは下に落ちますが、あとでまとめて掃除するのでそのままでOKです。

ステップ3:地面のゴミを「外へ」かき出す

最後に、仕上げです。
10cmの隙間には、ちりとりを置くスペースもありません。
柄の長いホウキ(または長柄ブラシ)を「室外機の下(地面)」に差し込み、元々あった枯れ葉や、先ほどフィンから落としたホコリをまとめて、室外機の横の広いスペースまでかき出します。

【重要】
この時、ホウキの柄や先端が上の「フィン」に当たらないように、地面を這わせるように慎重に動かしてください。
広い場所までゴミを出してしまえば、あとは普通のちりとりで回収して完了です!

どうしても奥の汚れが気になる場合は?

「壁との隙間が狭すぎて、ブラシすら入らない」
「中の方までホコリがびっしり詰まっていて、表面だけでは意味がなさそう」

このような場合は、潔くプロの業者に依頼しましょう。

「え?水洗いはダメなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、プロは違います。
プロのクリーニングは、「高圧洗浄機」を使って一気に汚れを貫通させて洗い流し、さらに業務用のブロワーで水分を完全に吹き飛ばして乾燥させます。
中途半端な水洗いで汚れや水分を残してしまう素人の作業とは、根本的に安全性が異なるのです。

「自分でやって壊す」リスクを負うより、数千円のオプション料金でプロに任せるのが、結果的に最も安上がりで安全な解決策です。

まとめ:室外機掃除は「安全第一」で!

室外機の裏側掃除についてまとめます。

  1. スプレー、素人の水洗い、金属でのこすり洗いは絶対NG!
  2. 「ゴミをつまむ」→「優しく払う」→「地面をかき出す」の順で、上から下に掃除する。
  3. 10cmの隙間では、柄の長い道具(ホウキ・菜箸・長柄ブラシ)を活用する。
  4. どうしても取れない汚れは、無理せずプロに依頼する。

無理な深追いは禁物です。正しいメンテナンスで、安全にエアコンの効きをキープしましょう!